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身近では手に入らない「お取り寄せ」食品

「お取り寄せ」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。私は少し贅沢なようなイメージを持ちます。なかなか手に入らないものを遠くから取り寄せて、贅沢をする。そういったいつもとはワンランク上の立ち位置にいるような気がします。最近では、通信販売が生活に根付いてきたため、モノを家に届けてもらうということが当たり前になってきました。今では様々なものが様々なところから送り、送られています。それは、食品だけには留まりません。だからこそ、「お取り寄せ」という特別感が薄れてしまっているのではないかと思います。 そんな中でも、日本にはお中元やお歳暮といった特別な文化がまだまだ根付いています。それこそ、特別なものを特別な人たちに贈りたいと思うでしょう。このような日本人独特の文化がお取り寄せに特別感をまとわせているのではないでしょうか。もし自分が日本のどこかへ旅行に行き、素敵なお土産や郷土料理に出会ったら、誰かとシェアしたくなったり、そのころを思い出して取り寄せたりするのだろうと思います。自分の思い出とともに、送った誰かに小さな幸せもシェアしてあげたいという思いから取り寄せたくなるのでしょう。

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